Google Testのインストール
Google TestをLinux上で動かす方法を紹介します。もしWindowsにLinuxを導入する方法がわからない場合はWSL2を導入する方法で説明していますのでそれを参考にしてください。
事前に必要なパッケージをインストールします。
パッケージ名 | 用途 |
---|---|
build-essential | c, c++のビルド |
cmake | プロジェクトのビルドに使用 |
lcov | テストカバレッジ表示ツール |
Ubuntuでは以下のコマンドでインストールできます。使用するディストリビューションによって適宜コマンドは変更してください。
sudo apt install build-essential
sudo apt install lcov
sudo apt install cmake
googletestのインストール
備考
googletest用のパッケージlibgtest-dev
が存在しますが、古いバージョンだとgoogle mockが同梱されていないためソースコードをレポジトリから取得し、直接それをビルドして使用します。
ソースコードをクローンします。
git clone https://github.com/google/googletest.git
cd googletest
ビルド用のディレクトリを作成します。
mkdir build
cd build
CMakeを使ってビルドを実行します。
cmake ..
make
ライブラリをシステムにインストールします。
sudo make install
これによりビルド成果物libgmock.a
, libgmock_main.a
, libgtest.a
, libgtest_main.a
が/usr/local/lib
フォルダに配置され、googletest, googlemockが利用可能になりました。